※この記事は、私が以前運営していたworld-xplorer.comという別のブログ(移転のため削除済み)で2016年に書いた記事をリライトしたものです。
私はタヒチが大好きで毎年エアタヒチヌイを使っているので、飛行機や機内サービスのレビューをしてみました。
エアタヒチヌイとは
エアタヒチヌイとは、その名の通りタヒチのフラグシップ航空会社です。タヒチ(パペーテ)と日本(成田)、アメリカ(LA)、ニュージーランド(オークランド)を結ぶ直行便があり、経由便だとフランスのパリとオーストラリアのシドニーにも就航しています。
料金はエコノミーでも日本の休暇シーズンだと26〜30万円することから敷居が高いイメージがありますが、最近だと他のビーチリゾートに行くにも20万円以上することが多いので、そんなに高くはないと思います。閑散期だと10万円台前半で行けることもあるようです。
タヒチ国内便について
エアタヒチヌイには子会社?のエアタヒチという国内線運行会社があり、タヒチ行き国際便と離島行き国内便をセットで買うと、ボラボラやランギロアなどタヒチ国内の離島にお得に行くことができます。
タヒチ国内の主要各島(ボラボラ、ランギロア、ティケハウ、マニヒ、ファカラバ)はいずれも2019年2月現在で追加料金19,600円です(片道)。
国際線の機内設備
エアタヒチヌイの東京発着便は、2018年まではその時によって機材が古かったり新しかったりしていました。以前行った時、行きが古い機材、帰りは新し目の機材(Airbus A300)ということもありました。ただ、2019年2月4日から一律新しい機材を導入したらしいので、今は全て新品ピカピカなのではないかと思います(この記事は新機材導入前のものです)。
以前の古い機材とは80年代くらい??の古代種で、個人用ディスプレイは付いているものの解像度が荒く、字が読めないことすらありました・・・。そんな古い機材で事故が起こらないのか疑問でしたが、Airlines & Safety Ratingsによるとエアタヒチヌイは満点の星7つなので大丈夫うなようです。これはどの年に見ても変わらないので、エアタヒチヌイ自体ちゃんとした航空会社と思っていいでしょう。
↓シートは狭くもなく広くもなく、色がかわいいことを除いては普通のエコノミーです。
各席に、かわいいカバーのついた枕と小さなポーチが置いてあります。ポーチには、アイマスク、耳栓、靴下、おしぼりが入っています。日本の航空会社でないにしては気遣いがありますね。
機内エンターテイメントについて
古い機材の時は映画がオンデマンド放送ではなく、なんと決まったタイミングで放映されるというとんでもないシステムになっていました。タイミングを逃すと最初から見れないということですね。本当にいつの時代の飛行機なんでしょうか・・・。
新しい機材の時は、画面はタッチパネル(コントローラーは無し)で番組もオンデマンドでした。ホッ。ただし、映画はあまり本数がなく、新しいものも少ないです。
新しい機材では、タヒチの番組が充実しています。中でも「ティアレTV」というタヒチのドキュメンタリーやドラマのチャンネルが良かったです。英語とフランス語しかありませんが、タヒチの自然や文化を紹介しているので、帰りはタヒチ気分に浸るためずっとこれを見ていました。Antoineというおもしろいおじいさんが紹介するタヒチがおもしろかった(笑)
あと、フランス語だけなので全く分からず残念でしたが、ポリネシア人がやっているコメディもありました。分かったら楽しかったんだろうなあ・・・。
食事について
機内食はけっこうおいしいです。日本発着便では2回食事が出ますが、どちらも2種類から選択可能。選べない航空会社もあるので良心的だと思います。
ワインなどの飲み物も無料です。ただし、本数が限られてるのかも知れません・・・。今回、たくさん飲んでいた人がもうダメと言われているのを見ました。時間的なものなのかはよく分かりません(その後、今の時間はダメとも言われていたので)。
2回の食事の合間には軽食のセルフサービスもあります。日本からタヒチへは11時間ほどかかるのですが、行きはおにぎり、カップラーメン、スナック類がありました。
↓こんな感じ。カップラーメンは写っていないですが、言うとくれます。
帰りはおにぎり以外の軽食があります。朝早く起きて何も食べていなかったので、機内食だけでは足りず軽食があって助かりました。軽食がないか、あっても本当に簡単なスナックだけの航空会社もあるので、けっこういいサービスだと思います。
往路はタヒチの国花「ティアレ」をくれる
エアタヒチヌイでは、タヒチ行きの便に乗ると最初に乗客全員にタヒチの国花「ティアレ」をくれます。摘みたての本物なのでとてもいい香りで、飛行機に乗った瞬間からすっかりタヒチ気分です。ティアレなどの花はタヒチでは耳に付けるのですが、結婚している(または相手がいる)人は左耳に、シングルの人は右耳に付けるらしいです。耳に付ける場合間違えないようにしましょう。
2019年2月より機材刷新、プレミアムエコノミー導入!
上述の通り、エアタヒチヌイは2019年2月から機材をボーイング787-9型に刷新し、更に成田〜パペーテ(タヒチの首都)便でプレミアムエコノミーも導入したとのことです!!
私が一番最後にタヒチに行ったのは2018年の1月で、当時はそんな話全く出ていなかったので驚きましたが、これでそんなにお金を出さなくても快適にタヒチに行けるようになりました。
料金は一番安いもので以下の通りです。
ティアレ・セーバー(2019年2月5日〜3月23日搭乗分)
- 片道エコノミー料金:130,000円
- 片道プレミアムエコノミー料金:210,000円
プレミアムエコノミーはエコノミーの1.5倍くらいの値段ですね。
更に、これまでエアタヒチヌイで貯めたマイルでエコノミーからプレミアムエコノミーにアップグレードすることもできるので、楽しみが広がりますね!(ただし、エコノミーからビジネスへのアップグレードは40000マイルなのに、エコノミーからプレミアムエコノミーは44000とビジネスより高いのが謎ではありますが・・・)
予約関連
エアタヒチヌイは日本の休暇シーズンは非常に混雑します。ゴールデンウィークや年末年始は取るのがとても難しいので、早くから予約するのがおすすめです。渡航日の330日前から予約できるので、早々に予約しましょう。
なお、クリスマスシーズンはフライトがなくなるので注意が必要です(10日間くらいフライトゼロということもあります)。フライトが減るということは、フライトがある日程で予約が殺到するので熾烈な戦いになるということです。
また、エアタヒチヌイは全体的にいいサービスではあるのですが、一つ注意があります。海外の航空会社にありがちですが、突然フライトがキャンセルや変更になる場合が多々あるということです。私は以前、フライトが1日遅れてその日の分のホテルのキャンセル料を一銭も補償してくれないという悲劇に見舞われました。一泊10万円の水上バンガローだったので、10万円が丸ごとパァですよ・・・。
スケジュール変更による損害は補償しないというのはどこの航空会社も同じだとは思いますが、フランス系の航空会社はストライキが多くフライトが変更になることは非常によくあるので、特に注意が必要です。詳しくはこちらの記事をどうぞ。
いかがでしょうか?フライトが急に変更になることを除いては非常にいい航空会社だと思います。ただし、日本の至れり尽くせりでお客様は神様みたいなサービスしか経験したことない人にとっては雑なように思えるかもしれません。
日本が特異なのであって、海外ではそれが普通なので慣れましょう。
タヒチについては他にも記事を書いていますので合わせてご覧ください。