auで毎月貯まるWALLETポイントはTokyuルートでANAマイルにできる
auのスマートフォンや携帯電話を使っていると、毎月利用料金に応じてauポイント(正式名称「au WALLET ポイント」)が貯まります。 このポイント、使い道がよく分からなくて放置していませんか?
でも実は、auポイントはANAのマイルに交換できるとってもお得なポイントなんです。
私もこれまでアクセサリなどの消耗品を購入することにしか使っていませんでしたが、最近auを解約することがきっかけでWALLETポイントはTokyuルート(※)を使ってANAのマイルに交換できることがわかりました。
auを使っている人やこれから解約する人は、毎月知らない間に貯まっているau WALLETポイントをANAマイルにしなければ損ですよ!今回はその詳細や手順をご説明します。
※「Tokyuルート」というのは、Tokyuカードというクレジットカードを使って75%という高倍率で各種ポイントをANAのマイルに交換するための黄金の交換ルートのことです。「陸マイラー」と呼ばれるマイルを貯めている人は必ず持っています。
そもそも au WALLETポイントとは?
WALLETポイントとは、auの携帯電話のようなサービスの利用で貯まる他、au WALLETプリペイドカードを使うことでも貯まるポイントのことです。 auの公式ページには以下の説明があります。
au携帯電話やサービスのご利用額に応じて貯まる他、au WALLET でお買い物をいただくと、コンビニや飲食店などの店舗、ネットショッピングでもご利用額200円(税込)ごとに1ポイント貯まります。
さらに、貯まったポイントはau WALLET 残高にチャージ(入金)して次のお買い物にご利用いただけます。
以前はauポイントというものがありましたが、2014年4月利用分をもって終了し、WALLETポイントに統合されました。
au WALLETプリペイドカードやクレジットカードを持っている人は自動的にWALLETポイントプログラムが利用開始状態になりますが、そうでない人はポイントを貯めるためにはau IDを作成する必要があるのでご注意ください。
WALLETポイントの使い道
WALLETポイントは、au利用料金への充当やアクセサリ類購入に使える他、他社ポイントへの交換も可能です。 とはいえ、2020年2月現在で交換できるポイントは以下の3種類のみ。 この中のマツモトキヨシ現金ポイントがANAマイルに交換するための経由ポイントになるのです。
WALLETポイントの有効期限
WALLETポイントは付与されてから4年が有効期限です。 何もしなくても4年分は貯まっていることになるので2年ごとにキャリアを変えるような人は有効期限を心配する必要はないですが、長いことauを使っている人は、これまで貯めたポイントが失効しているかもしれないので、au IDでログインして確認しましょう。
WALLETポイントをANAマイルに交換するには
WALLETポイント→ANAマイルのルートと倍率詳細(47.3%)
先ほど「WALLETポイントの使い道」でお話ししたように、WALLETポイントはマツキヨ現金ポイントに交換することができます。
マツキヨ現金ポイントからは直接ANAマイルに交換できるわけではなく(厳密にはできるけどレートが悪い)、更にGポイントというサイトを経由し、そこからTokyuルートに乗ってANAマイルを手に入れることになります。このGポイントは、au WALLETポイントを最高レートでANAマイルに交換する上で必須になります。
au WALLETポイントをANAマイルに交換するためのルートを図にするとこうなります(ちょっと古い図なので後で更新します)。
WALLETポイントからANAマイルが手に入るまでのポイント数の変化は以下の通りです。au WALLETポイントはサイトを経由するごとに手数料などで少しずつ減っていき、最終的に47.3%になります。
- au WALLETポイント(100%)→マツモトキヨシ現金ポイント(100%)→Gポイント(70%)→イーツアーポイント(63%)→ドットマネー(63%)→Tokyuポイント(63%)→ANAマイル(47.3%)
今回私は2350ptのau WALLETポイントがありましたが、au WALLETポイントは500ポイントごとの交換しかできないため、余った350ポイントはあきらめて2000ポイントのみ交換し、最終的に47.3%の946ANAマイルになるということになります(厳密には、私が交換したのは2019年の2月で、今よりいい倍率で交換できるルートがあった時だったので56.7%で1134マイルでした)。
マツキヨポイントをGポイントに交換するにはギフトコードの書かれたハガキを自宅に郵送してもらう必要があるので、詳細は下記で記載します。
WALLETポイントをANAマイルにするために必要なもの
WALLETポイントをANAマイルにするには、上で書いた通りマツキヨなどいくつかのポイントを経由する必要があります。 準備するものは以下の通りです。
- auの携帯電話などの契約
- マツモトキヨシ現金ポイントカード
- Gポイントアカウント
- イーツアーアカウント
- ドットマネーアカウント
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANAマイレージクラブアカウント
2019年12月までは「ソラチカルート」と呼ばれる上のものとは別の交換ルートがあったのですが、このルートは2019年12月25日で終了してしまい、2020年現在はTOKYUカードを使った「TOKYUルート」が最もいいレートでau WALLETポイントをANAのマイルに交換できる方法になります。
それでは、必要なものの詳細を一つ一つ見ていきましょう。
マツモトキヨシ現金ポイントカード
マツキヨ現金ポイント会員は、公式アプリからだと簡単に登録することができます(Webでもできますがアプリの方が楽です)。「カード」という名前がついてはいますが、オンラインで登録した場合紙のカードは特に必要ありません。アプリだと店頭での会員認証もポイントを貯めるのも全てアプリだけでできます。
日頃マツキヨの店舗で買い物をしている人はもちろんのこと、マツモトキヨシオンラインストアでの通販でもマツキヨ現金ポイントは貯まり、ANAのマイルに交換できます!私も、最近まではマツキヨのお店が近くにないので指をくわえて見ているだけでしたが、オンラインストアを使い始めたので今後はガンガンマイルを貯めようと思います。
auユーザーの人もそうでない人も、マイルを貯めたいなら薬局はマツキヨを使った方が得ですよ!!全国どこでも使えますし、1,980円以上の買い物で送料も無料です。
Gポイントアカウント
マツキヨ現金ポイントを最高倍率の56.7%でANAマイルに交換するにはGポイントは必須です。マツキヨ現金ポイントはANAマイルに直接交換することもできますが、レートは何と20%に下がってしまうので大損になってしまいます。
マツキヨ現金ポイントをANAマイルに変える場合、Gポイントには必ず登録しましょう。 当サイトのGポイントリンクから登録すれば40マイル分の価値がある50Gがもらえます(ポイント付与は会員登録後2〜3日かかります)。 会員登録でもらった50Gを40マイルに交換するには次の項目で説明するクレジットカード「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」が必須になりますが、もしカードを申し込むのはハードルが高いという人は、20マイルであれば何とGポイントに登録した直後に交換可能です(厳密には登録から2〜3日後以降)。マイルの交換倍率は、交換するルートによって変わるのです。
Gポイントに登録したら、「ポイント交換」メニューから「ANAマイレージクラブ」を探しましょう。ここから、20Gにつき10マイルに交換できます。Gポイントは会員登録するだけで50Gもらえるので、登録しただけで20マイルと交換できてしまうことになります(実際ANAの口座にマイルが振り込まれるのは交換申請してから2〜4週間後です)。
au WALLETポイントをANAのマイルに交換するには必須のGポイント。しかも、登録するだけで20マイルがもらえてしまうなら、登録しない手はないでしょう。
更に、Gポイントはハピタスなど他のポイントサイトを使うにも必須のサイトなので、GポイントがANAマイル交換の全ての鍵を握ると言っても過言ではありません。ANAマイラーは必ず登録しているので、今後マイルを貯めたい人は必ず登録しましょうね。
Gポイントはau WALLETポイントからの経由サイトとして必須なだけでなく、ポイントサイトとしてもとても優秀なので、是非活用してみてください。 Gポイント活用方法はこちらの記事でまとめています。
Gポイントレビューとポイ活術を公開!他のサイトよりもポイント還元率が高いサービスは?!
※以前、当サイトのリンクからGポイントに登録すると「すぐに」50Gがもらえると記載しておりましたが、実際には登録から2〜3日後でした。大変申し訳ありませんでした。もし会員登録をして0Gしかなかったので使うのをやめた人は、2〜3日以上経ってからもう一度ログインしてみてください。
イーツアーアカウント
GポイントをANAのマイルに交換するのに2020年から必須になったのがこのイーツアーアカウントです。
イーツアーとは電車の乗り換え情報などで有名なジョルダンが運営する航空券やホテルの予約サイトで、かなりお得なレートで予約ができるほか、利用ポイントも貯めることができるサービスです。このポイントをいくつか他のポイントを経由してANAのマイルに交換することができます。
もちろん、Gポイントから交換したポイントも合算されるので、旅行の予約にはイーツアーを使うようにすればマイルが貯めやすくなりますね。会員登録と旅行の予約は以下のリンクでできます。
ドットマネーアカウント
イーツアーの後に経由するのはドットマネーアカウントです。これはアメブロなどで有名なアメーバが運営しているポイントサイトで、経由サイトとしては何年も前から陸マイラーの間では有名なものです。
使い道に困る期間固定TポイントをANAのマイルに交換する裏技でもこのポイントサイトを使うので、今後マイルを貯めるならいろいろな局面で役に立ちますよ(期間固定TポイントをANAマイルに交換する方法についてはこちらの記事参照)。
au WALLETポイントをANAのマイルに交換するにはドットマネーアカウントは必須なので、これも必ず登録しましょう。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
さて、様々なサイトを経由したポイントをANAマイルに交換する過程で最後に登場するのが「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」通称「TOKYUカード」です。
これはクレジットカードですが、初年度の年会費は無料(翌年度以降も2,200円)ですし、入会時と毎年1,000マイルがもらえるので年会費はあってないようなものだと思います。
このカードを使うと各種ポイントを75%の最高レートでANAのマイルに交換することができ、2020年現在は日本で一番ANAマイル交換倍率の高い黄金のカードと言えます。auやマツキヨを使っていない人でも、ハピタスやポイントタウンのような大手ポイントサイトのポイントを高倍率でANAマイルに換えることができるので、ANA陸マイラーは皆持っているカードです(というか、2020年になってみんな慌てて加入しているはず笑)。
なお、TOKYUカードという名前がついたクレジットカードは複数ありますが、このカード以外はANAの提携カードではなくANAのマイルに交換することができないので間違えないようご注意ください。
以上が、au WALLETポイントをANAのマイルに交換するのに必要なものです。次に、実際の交換手順を見てみましょう。
au WALLETポイントがANAマイルに交換されるまでの詳細手順
今回私はWALLETポイント2350ポイントをマツキヨの2000ポイントに交換し、そこからGポイントに交換しました。auポイントがGポイントになるまでの日程は以下の通りでした。
- 2019/2/13 au2000pt→マツキヨ2000pt交換申請
- 2019/2/18 2000 マツキヨポイント加算(特に通知メールなどは届かず)
- 2019/2/19 マツキヨ2000ポイント→Gポイント1400ポイント交換申請(交換レートはマツキヨ500pt→350Gポイント)
- 2019/3/14 Gポイントギフトコードが記載されたハガキ受領
WALLETポイントからマツキヨポイントへの交換は約2週間かかるとの説明がありましたが、実際には5日しかかかかりませんでした。ただし、交換が終わってもメールも何もこないので、実際にはもっと早くに交換が終わっていたかもしれません(私は自分でマツキヨアカウントをチェックして交換が終わっていることを確認しました)。
また、WALLETポイントからマツキヨへの交換は500pt単位でしかできないので、余ったWALLETポイント350ptはau解約時に消滅してしまいました。 なお、上記を見てハガキという文字列に目が留まった方もいると思いますが、マツキヨからGポイントに交換するには自宅にハガキを郵送してもらう必要があるのです。
マツキヨからGポイントへの交換はギフトコードとして付与されるのですが、ギフトコードは350ポイントごとに1つのコードとして発行され、これがハガキに印刷されて送られてくるのです。私の場合、2000ポイントを1400ポイントに交換したので4つのコードが送られてきました。
↓マツキヨからGポイントに移行する時の申し込み画面がこちらです。約2〜3週間でハガキが送られてくると書いてあります。
上の画面の後、以下の画面が表示され、会員登録時の住所と別の住所にハガキを送る場合は住所を入力するよう求められます。 会員登録の時に自宅や勤務先など郵便物を受け取れる住所を書かなかった場合、ここでハガキを受け取れる住所を書きましょう。私は会員登録の時に住所を一部省略したせいでハガキが届くのに時間がかかりました。
ポイント交換で登録するのは住所、電話番号、メールアドレスのみです。通常ポイントを交換する時に行う交換先ポイントのアカウント番号入力やログイン認証が発生しないのでびっくりしますが、ハガキでギフトコードが送られてくるためGポイントの番号を記入する必要はないということですね。
届いたハガキがこちらです。保護シールをはがすとギフトコードが出てきます。
ギフトコードはこんな感じ。
これを、Gポイントアカウントにログインして入力します。
入力が完了するとポイントは即時付与されます。Gポイントへの交換はこれで完了!
マツキヨポイントからGポイントへの交換だけは少しややこしいですが、これが終わればあとはイーツアーポイント→ドットマネー→Tokyuポイント→ANAマイルへとサイトで申請するだけです。経由するサイトは多いですがそんなに大変ではないですよ。
まとめ:au WALLETポイントはANAマイルに交換可能。普段からマツキヨを使っている人はさらにお得
いかがでしょうか?これまで眠っていたWALLETポイントも、ANAのマイルに変えられると思うと急にもったいなく感じませんか?私も、今回auを解約する時に調べるまで知らなかったので、数千ポイント無駄にしてしまったと思います。
もう一度まとめると、au WALLETポイントをANAマイルに換えるには以下のものが必要です。
- auの携帯電話などの契約
- マツモトキヨシ現金ポイントカード
- Gポイントアカウント
- イーツアーアカウント
- ドットマネーアカウント
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANAマイレージクラブアカウント
普段からマツキヨを使っている人は買い物のポイントも貯まっているはずなのでダブルでお得ですね。マツキヨはお店が近くになくてもオンラインショッピングでもポイントが貯まるので、マイルを貯めたい人は是非使ってみましょう。1,980円以上の買い物で(全国?)送料無料になります。
また、こうしてWALLETポイントやマツキヨポイントをマイルに換えるのももちろん大事ですが、もっといろいろな方法でマイルを貯めることもできます。 私はたった半年で沖縄往復航空券分以上のマイル(18675マイル)を貯めました。全ての明細入りで記事にしているので、今後マイルを貯めてみたい方は是非ご参考にどうぞ。
私が半年で貯めた沖縄往復分ANAマイルの明細を完全公開!初心者でも簡単に貯まる!
なお、他キャリアのユーザーも同様にポイントをANAマイルに交換することができます。3キャリアの交換仕様まとめと各社の比較も記事にしていますのでこちらをご覧ください。
3大キャリア各社の個別記事はこちらです。ドコモはPONTAポイントを使う方法で、3大キャリアの中では一番交換レートが高くなっています。
【2020年2月最新】ドコモのdポイントは中部電力のポイント経由でANAマイルに交換可能!
ソフトバンクはTokyuルートは使えませんが、その代わり知らない間に貯まった期間固定Tポイントという棚からボタモチをマイルにする方法もあります。
■ANAマイルを貯める方法