雄大な景色を鑑賞できるライン川やドナウ川は日本人にもとても人気で毎年数多くの観光客が訪れますが、天候による影響には注意が必要です。
時期は限られていますが、運が悪いとキャンセルになってしまったり予定が一部変更になってしまうので事例の紹介と対策方法を見てみましょう。
2018年は水位が低くキャンセルされたライン-ドナウ川ツアーが多数
2018年は日本でも酷暑で熱中症患者が多く発生し、災害も多かったことが記憶に新しいと思いますが、異常気象はヨーロッパも同じでした。ヨーロッパでもやはり酷暑で深刻な被害を受け、ライン川やドナウ川の水位は過去100年間類を見ないほど低下しました。
これが観光業界にも影響を与え、ライン川からドナウ川を経てハンガリーに行くクルーズなどのキャンセルが続出したそうです。
旅行者みんながみんな影響を受けたわけではないですが、決して少なくない数の旅行者が影響を受けて話題になりました。
例えば、とあるアメリカ人の50代男性はドイツのニュルンベルクから南ドイツ、スロバキア、オーストリアを経てハンガリーのブダペストまで行く予定でしたが、出発直前になって出発地がニュルンベルクからヴィルスホーフェンに変更になったという連絡があったそうです。また、出発はできてもブダペストまでは行けない可能性が高いことを告げられたとのことです。
2018年は記録的な干ばつのせいでこのような旅程の変更が相次ぎ、このアメリカ人男性以外にも多くの旅行者が影響を受けました。ただ、2018年は100年に1度の異常気象と言われているくらいなので普段からこんなに多くのツアーが影響を受けるわけではありません。
また、影響といっても全旅程がキャンセルになるわけではなく途中下船して別の場所を観光してから再度予定以外の場所から乗船したり、出発地や目的地が変わるといったケースが多いですが、それでもせっかくの旅行で大きな変更は被りたくないですよね。
では、旅行者ができる対策にはどんなものがあるのでしょうか?
天候などによるキャンセルの対処方法
キャンセル可能なツアーを申し込む
ツアー会社によっては、出発の直前までキャンセルが可能なところもあります。一週間前からキャンセル料が発生してしまうところだとさすがに予想は難しいですが、前日や前々日までキャンセルが可能なところであればある程度事前に予想ができるでしょう。
日本の会社でタビナカという世界各地でツアーを催行しているところがありますが、この会社が実施しているライン川ツアーはだいたい2日くらいまではキャンセルが可能なので安心です。
日本語対応のツアーを申し込む
ライン川やドナウ川のクルーズは現地の会社も数多く実施していますが、もちろん日本語対応ではありません。何かあった時突然電話が来る時もありますが、それはドイツ語や英語です。言語が苦手な日本人はそれでは困るのではないかと思います。
先ほど挙げたタビナカのような日本のアクティビティ予約会社なら、世界中のアクティビティ催行の実施があり、現地の日本人ガイドが丁寧にプランを練ってくれるので、いざとなった時も安心です。
ライン川くだりも一人から催行可能で、旅行者それぞれの希望に合わせてオリジナルのプランを作ってくれるので、事前にしっかりと相談した上で水位によるキャンセルの懸念も伝えておくとスムーズに対応してくれるはずです。
もちろん、自然現象によるものなのでキャンセルになってしまうことはどうしても仕方ないですが、タビナカはとても丁寧に対応してくれる会社なので安心して任せることができます。
日帰りツアーを申し込む
先ほど例に挙げたアメリカ人のクルーズは何日もかけて旅するものですが、所要時間は長ければ長いほど天候などの影響を受けるリスクも上がるものです。ライン川やドナウ川は日帰のツアーも数多くあるので、川下りは1日で済ませて他の日程は天候の影響を受けにくい陸で過ごすというのはいかがでしょうか?
日帰りといっても朝集合して夜の8時くらい解散のものが多いので、たっぷりと満喫できます。私は過去にドイツを旅した時コブレンツからリューデスハイムまで2〜3時間かけてくだる船に乗りましたが、たった数十キロの距離でも壮大な景色を満喫できて最高でしたよ(全て現地で自己手配)。
夏は避ける
夏は干ばつや洪水などの影響を受けやすい時期です。もちろんそれ以外の時期も災害はないとはいい切れませんが、天候の影響を受けやすい夏は避けた方がいいかもしれません。
ライン川、ドナウ川流域を旅行するなら春や秋が比較的おすすめです。気温もそこまで低くなく、天気も穏やかなことが多いので美しい風景を見ることができますよ。
数日前から天気予報や現地の情報収集を怠らない
先ほども述べたように、ツアーは数日前までならキャンセル料がかからない会社が多いので、数日前から水不足や洪水が発生していないかこまめにチェックし、自分のツアーが影響を受けそうな場合自分から早期にキャンセルする勇気も必要です。
まとめ:夏は気象の影響を受けやすい。影響を受けにくいツアーを予約したり情報収集することで対策を
いかがでしょうか?夏は気象の影響を受けやすいので、異常気象が増えている近年は他の季節にしたり影響の少ない日帰りにすることをおすすめするとお伝えしました。
日本語対応で直前までキャンセルしやすいタビナカのような会社であれば言語が苦手でも安心して予約できるので、安全に手作りの旅を楽しみたい人は覗いてみてください。