重要なお知らせ
2019年12月27日15:00をもって、当記事でご紹介しているソラチカルートの最重要部分であるLINEポイントからメトロポイントへの交換サービスが終了することになり、事実上ソラチカルートが閉鎖されることが発表されました。
これにより、各ポイントサイト→LINE→メトロポイント→ANAマイルという交換ルートが使えなくなり、ソラチカカードはポイントサイトのポイントをANAマイルに交換する手段としては使えなくなります。
ただし、レートは81%から75%に下がりますが、ソラチカカードに変わる代替手段はありますので、ご安心ください!こちらについては近日まとめる予定です。現時点では当記事もソラチカルート閉鎖前のものですが、こちらも近日更新予定ですので少々お待ちくださいませ。
なお、ハピタスやGポイントなどのポイントサイトは代替手段でもそのまま使うことができますが、ソラチカカードについてはマイルの交換には使えなくなるため、これから新しく作成をご検討中の方はご注意ください。
ポイントサイトで貯めたポイントをマイルに交換するには、ルートにもよりますがハピタスを使ったソラチカルートだと4〜5ヶ月かかります。
また、交換の際はいくつか別のポイントサイトを経由することになり、それぞれ交換申請の締め日や交換にかかるリードタイムがあるため、効率的に交換しなければ更に時間がかかることになってしまいます。
ここでは、ハピタスを使った場合の新ソラチカルート(2018年4月以降のルート)を例に、それぞれのポイントの交換にかかる日数や最適な申請日を徹底的に解剖するので、効率的にマイル交換をする参考になればと思います。
そもそもポイントサイトって何?という方はこちらの記事からご覧ください。
ポイントサイトの使い方徹底解説
ソラチカルートとは?
まずは、ソラチカルートについてご説明します。
ソラチカルートとは、楽天ポイントやTポイントを直接ANAのマイルに交換するより高い倍率でマイルを獲得でき、更に楽天などのショッピングで付くポイントとポイントサイトの固有ポイントを二重取りできるという陸マイラーにとっては理想的なマイル交換手段のことです。
ソラチカルートであれば、各ポイントサイトで貯めたポイントが最終的に81%でANAマイルに交換できます。
陸マイラーでソラチカルートを使っていない人は、私が知る限りほとんどいないと思います。
ソラチカルートには何種類かありますが、代表的なのはハピタスというポイントサイトを使って以下のように複数のサイトを経由してANAマイルを手に入れるルートです。
2018年3月まではもう少し簡単なルートでレートも高かったのですが、2018年4月から残念ながら変わってしまいました。
【2018年3月まで】
【2018年4月から】
以前はハピタスとANAマイルの間でドットマネーとメトロポイントを経由するだけで良かったのですが、今はPeX、三井住友VISAワールドプレゼント→Gポイント→LINE→メトロポイントという5種類のポイントを経由しなければなりません。
ポイントタウンであればポイントタウン→LINE→メトロポイント→ANAとなり、間にあるPeX、三井住友VISA、Gポイントが不要になるので、ポイントタウンを使いたい場合はその部分の説明を省いてお読みください。
また、ソラチカルートを使うために必要なものの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
【2019年版】ANAマイルを貯めるために必要なもの
ポイントは毎月交換11日と末日に申請するのが吉!
では、ここからいよいよポイント交換に最適なスケジュールについてです。
いろいろな考え方があるようですが、私は毎月11日と末日の月に2回各種ポイントの交換申請作業をするのが理想なのではないかと考えています。
理由は、PeXから交換した三井住友VISAのワールドプレゼントが毎月25日に付与され、その後翌月15日締めのメトロポイントやANAマイル申請に向けて月末くらいにGポイントやLINEポイントに交換するとちょうど間に合うためです。
それぞれのポイント交換日程をまとめると以下のようになります。
- ハピタス→PeX:毎月11日に交換(3営業日後に付与)
- LINE→メトロポイント:毎月11日に交換(翌10日に付与)
- PeX→ワールドポイント:毎月末日に交換(翌25日に付与)
- ワールドポイント→Gポイント:毎月末日に交換(即日付与)
- Gポイント→LINEポイント:毎月末日に交換(2〜3営業日で付与)
更に、2019年1月からポイント交換を始めることを想定してカレンダーを作ってみました。少し入り組んでいますが、参考になれば幸いです。
最初の月が緑色、2ヶ月目にオレンジ色が始まり、3ヶ月目、4ヶ月目と続いていきます。青枠は主要なポイント付与日(いつ申請しても変わらない日付)、赤枠は交換申請推奨日です(クリックで拡大可)。
まず、1ヶ月目は25日くらいまでならいつでもいいのでハピタスのポイントをPeXに交換します。3営業日ほどでPeXへの交換が完了するので、PeXへの交換が終わったら三井住友ワールドプレゼント(WP)への交換を月末までに申請します。
これは、ワールドプレゼントが翌月25日に付与されるためで、月をまたいでしまうと更に翌月に繰り越されてしまうからです(1/31までに交換すれば2/25に付与されますが、2/1になると3/25になってしまいます)。
2月に入ったら、また11日にハピタスのポイントを1月と同様にPeXに交換します。後で説明しますが、11日に行う理由は10日に付与された別のポイント(LINEとメトロ)が15日で交換締め切りを迎えてしまうので、11日にLINEとメトロを交換するついでにハピタス→PeXも申請してしまいましょうということです。
その後2/25にワールドプレゼントが付与されたら、Gポイントへの申請と、続いてGポイントからLINEへの交換を申請します。ワールドプレゼントからGポイントへの交換は即時なので、Gポイントへの交換が終わったらその場でLINEへの交換を申請可能です。LINEへの交換は3営業日ほどかかるので少し待ちましょう。
GポイントとLINEへの交換申請をする時、合わせて2ヶ月目のPeX→ワールドプレゼント申請も行ってしまうのが便利です。上述の通り、Pex→ワールドプレゼントの申請は月末までに行わないと翌々月に繰越になってしまうという理由で、ワールドプレゼント、Gポイント、LINEポイントへの申請は月末にまとめて行うのが便利だとおすすめしています。
Gポイント→LINEポイントへの交換には3営業日ほどかかるので、この例だと3月上旬に差し掛かります。
LINEポイントが付与されたらメトロポイントへの交換申請はすぐにできるようになりますが、上述の通り前月分のLINEポイントや前々月分のメトロポイントの付与が10日なので、それまで待って11日になってからまとめてG→LINE交換申請も行うのが楽です。
LINEポイントは3月15日までに申請した場合4月10日ごろにメトロポイントに交換されます。メトロポイントが手に入ったら、11日にすぐにANAマイルへの交換を申請しましょう。
11日には、毎月のハピタス→PeX申請と前月分のLINE→メトロポイント交換申請も忘れずに行います。軌道に乗るまではポイントも少ないと思いますので、毎月やらなくてもいいかもしれません。
陸マイラーサイトでみんな口を酸っぱくして毎月交換しろ!!と言っているのは、メトロポイントは毎月1回しかマイルに交換することはできず、かつ交換上限が20,000ポイントのためです。
以上の手続きを根気よく続ければ、1月から交換を始めたハピタスのポイントが5月上旬にはANAマイルに交換されます!お疲れ様でした。
上記はハピタスを使った場合ですが、ポイントタウンなら約1ヶ月かかるPeX→ワールドプレゼントへの交換がなくなるため、1ヶ月短縮できることになります。
各ポイントの詳細交換条件
では、ここからそれぞれのポイントの交換についてもう少し詳細に見てみましょう。
ハピタス→PeX
所要日数 | 3営業日以内 |
手数料 | なし |
上限 | 30,000ポイント/月 |
最低交換単位 | 300ポイント(300円)以上 |
ハピタス→PeXへの交換では注意すべき点は特にありません。手数料もかかりませんし、交換も3営業日以内なのですぐです。
ただ、交換上限が月に30,000ポイントまでとなっていますので、もし超えてしまった場合は現金など別のものに交換するといいでしょう。いずれにせよメトロポイントからANAマイルへの交換も20,000ポイントという上限があるのでたくさん交換できても意味はないと思います。
当サイトおすすめ交換申請日は、毎月11日にLINEポイントやメトロポイントが付与されたのと同じタイミングで交換することです。
ここから登録すると約324マイルに相当する400ポイントがもらえます(ポイントをもらうには、登録後7日以内にハピタス経由で楽天などのサービスを使って最低1回はポイントを貯める必要があります。400ポイントは、その時の利用履歴が通帳に記載されてから5日以内に付与されます)。
PeX→三井住友VISAワールドプレゼント
所要日数 | 翌月25日前後 |
手数料 | なし |
上限 | 1,000,000ポイント |
最低交換単位 | 1,000ポイント |
これが最初の時間がかかる場所です。PeXから三井住友VISAのワールドプレゼントへの交換を申請すると、いつ申し込んでもだいたい翌月の25日前後に交換が完了します。
月末に申し込めば翌月の25日には完了しますが、月をまたいで月初に申し込んでしまうと、その月の25日ではなく翌月の25日に交換されることになり、実質2ヶ月待たされてしまうので気をつけましょう。
また、1000ポイントが20ポイントになるので随分目減りして見えますが、PeXは10ポイントで1円の価値なので安心してください。かつ、ワールドプレゼントは1ポイント=5円分の価値なので結局価値的には1円も減っていないことになります。
三井住友VISAワールドポイント→Gポイント
所要日数 | 即時 |
手数料 | なし |
上限 | 特になし(ただし、Gポイント側の残高が300,000以上の場合自動キャンセル) |
最低交換単位 | 200ポイント以上(100ポイント単位) |
ワールドプレゼントからGポイントの交換で一番嬉しいのは、交換が即時に完了することです。本当にボタンを押した瞬間完了のメールが来ます。
特に注意事項はありませんが、交換によりGポイント側の残高が300,000ポイントを超える場合、交換が自動的にキャンセルとなり、停止されます。その場合、GポイントをLINEポイントなど別のポイントに交換してからやりなおしましょう。
これも、PeX→ワールドプレゼントの交換と同じタイミングで月末に申請することをおすすめします。
以下のリンクからGポイントに登録すると、40マイルに相当する50Gがもらえます(ポイント付与は会員登録から2〜3日かかります)。
Gポイント→LINE
所要日数 | 2〜3日 |
手数料 | 5% |
上限 | 特になし? |
最低交換単位 | 100ポイント以上 |
GポイントからLINEの交換は2〜3日かかります。月末にワールドプレゼント→Gポイントに交換したら同時に申し込みましょう。
GポイントからLINEへの交換は5%の手数料がかかるので注意が必要です。ただし、手数料還元サービスを使えば5%を取り戻すことができるので、手数料を使いたくない人は後で取り戻すことをおすすめします。
ポイントタウン→LINE
所要日数 | 3営業日以内 |
手数料 | なし |
上限 | なし |
最低交換単位 | 2000ポイント以上(100円分) |
ハピタスを使わずポイントタウンを使う場合、ここから交換が始まるのでこれについても説明しておきます。
ポイントタウンでポイントを貯めてANAマイルに交換する場合、ソラチカルートの順番は先ほど書いた通りポイントタウン→LINE→メトロポイント→ANAという順番になります。
ポイントタウンは1円分のポイントが20ポイントとなるので、100,000ポイントのような一見ものすごい額の広告も実際には5000円分しかないという点で計算が少しわかりにくくなっています。
その代わり、陸マイラーの最強の味方店舗モニターの先駆者であり、ソラチカルートもハピタスを使った場合より1ヶ月も短縮できるので、これから始める人は思い切ってポイントタウンで始めてみてもいいかもしれません。
LINE→メトロポイント
所要日数 | 毎月15日締め翌月10日頃付与 |
手数料 | なし(実質10%) |
上限 | なし? |
最低交換単位 | 300pt、500pt、1000pt |
さあ、いよいよソラチカルートも大詰めに差し掛かってきました。
ここでついにLINEからソラチカカード所有者にしか貯めることができないメトロポイントへの交換を申請しますが、ここでも約1ヶ月かかります。上限はないようですが、この後メトロポイントからANAマイルにする際の上限が20,000マイル/月なので、LINEポイントからメトロポイントへの上限は特に気にする必要はないでしょう。
多くの人が万単位のポイントを交換するのではないかと思いますが、最大で1000ポイントまでしか1度に交換できないのでやや面倒です。これもマイルのためと思って頑張りましょう。
LINE→メトロポイントへの交換も、毎月15日締め翌月10日頃付与となっています。前月分のメトロポイントが10日頃に付与されたら、11日にまとめてLINEポイントもメトロポイントに交換してしまいましょう。
なお、メトロポイントへの交換にはソラチカカードというクレジットカードが必須です。抵抗があるかもしれませんが、陸マイラーはこれなくしてマイルを貯めることはできないのでこの機会に申し込みましょう。私もマイルのためだけに加入しました。
>>ソラチカカード入会で500マイルをもらうためのコードを入手する
メトロポイント→ANAマイル
所要日数 | 毎月15日締め翌月上旬付与 |
手数料 | なし(実質10%) |
上限 | 20,000ポイント |
最低交換単位 | 100ポイント |
最後に来るのがメトロポイントからANAマイルへの申請です。これが完了すればついにマイルが手に入ります!
メトロポイントからANAマイルへの交換も、LINE→メトロポイントと同様約一ヶ月かかる日程になっています。
メトロポイントからANAマイルに交換する上での注意は、上述の通り上限が20,000ポイントまでであることと、月に1回までしか交換できないことです。
この2点は必ず覚えておきましょう。
申請が終わったら、あと1ヶ月でマイルが手に入りますよ!頑張りましたね。
まとめ:ハピタスでもポイントタウンでも3〜5ヶ月かかる。好きな方法を選ぼう
いかがでしょうか?2018年4月にソラチカルートが変わってからANAマイルに交換できるまでの時間がより長くなってしまいましたが、今でも魅力的なルートであることには変わりません。
ハピタスだと広告数が圧倒的に多い代わりに経由サイトも多い、ポイントタウンは経由サイトが少ない代わりにポイントの価値計算がわかりにくいという一長一短なので、自分に合った方法を使うのがいいでしょう。
私は店舗モニターならポイントタウン、楽天やエクスペディアのショッピングはハピタスというように使い分けていますが、どちらも登録していろいろ模索してみましょう。
■ANAマイルを貯める方法