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旅ワザ

飛行機の中での盗難から身を守る方法

投稿日:2019年3月23日 更新日:

飛行機の中は密室で逃げられないためか、ほとんどの人が機内では盗みなんて発生しないと考えているそうです。

私も、逃げ場のない密室だから荷物も安全だろうという思い込みのためかつい気が緩んでしまい、テーブルにスマホを置いたりカバンに財布を入れたままトイレに行ってしまうことがよくあります。

ですが、これは実はとても危険です。実際、飛行機の中でも盗難は発生しているので、身を守る方法を考えてみましょう。

 

飛行機でも盗難は発生する

飛行機の中で発生する盗難の頻度は決して高くないですし、公式なデータがあるわけではないですが、盗難の事例は実際に存在します。

あるデータによると、人は盗難をするつもりがなくても、たまたまそこに見つからずに盗める高価なものがあった場合、魔が差して手を伸ばしてしまうことはあるそうです。

実際窃盗のような軽犯罪の多くは計画性のない突発性のものだとのことで、これは飛行機の中でも十分に起こりえます。

 

機内で盗難を避ける方法

では、飛行機の中で盗難を避けるにはどうしたらいいのでしょうか?いくつかちょっとした注意をするだけでも全然違うので、次に長距離フライトを利用する際は是非実践してみてください。

 

バッグの口を奥側にしてしまう

カバンを収納する時、普通は取り出しやすいように持ち手を外側に向けた状態でしまうのではないかと思います。ですが、自分にとって取り出しやすいということは盗難の犯人にとっても取り出しやすいということです。

カバンをしまう時は、面倒でも持ち手(カバンの口)を奥側にしてしまった方が盗難の確率が下がります。

 

鍵をかける(取り付ける)

機内持ち込みのスーツケースの場合は鍵がついていることが多いですが、カバンには鍵は付いていないことが多いです。ファスナーがついたバッグの場合、ファスナーの穴に部分に上の画像のような鍵を付けておけば、犯罪抑止効果もありますし機内でわざわざ鍵を破ろうとは思わないはずなので盗難の確率はぐっと下がります。

TSA対応ロックであれば預ける荷物に付けても壊される心配がないので、旅行用に数個常備しておくのがおすすめです。これがあれば駅や空港でも中身をスられる心配が減るので、あるかないかで安心感は全く違います。

 

荷物を座席の下にしまう

カギのついたスーツケースはいいとして、ヘッドフォンやスマートフォンなど、機内でも使うものを入れたカバンは棚に収納するよりも常に自分の近くに置いた方がいいです。

この時も、壁際にカバンの口を開けたままで置いておくと、最悪前の席の人があなたが寝ている間に手を伸ばして中のものを取ることもできるので、座席の下に置いておくのが一番安心です。

座席の下に置けば中のものを取ろうとしても周りの人やあなたに知られずに取ることはほとんど無理ですし、あなたがトイレに行っている時でも留守の座席の下の荷物に手を伸ばす勇気がある人は少ないでしょう。

 

貴重品はなるべく奥にしまいこむ

これも基本的なことですが、貴重品は面倒でもなるべく毎回カバンの奥にしまい込むようにしましょう。カバンを開けたところにすぐ財布があれば魔が差して盗まれてしまうこともありますが、ガサゴソ探らなければ出てこない場所にあれば人目もあるので諦めてしまうでしょう。

どんな場合においても、一番重要なのは「なるべく盗みにくくすること」です。

繰り返しますが、自分にとって取り出しにくいものは犯人にも取り出しにくいのです。

 

頭上の棚で人から見えるように貴重品の出し入れをしない

身の回りの荷物はなるべく少なくしたいので、最低限のものを取り出したらカバンは棚に収納したくなるかもしれませんが、それでもそこから物を取り出す時は面倒でも毎回カバンごと取り出し、そこから財布など必要なものを取り出した方がいいでしょう。

もし、棚に入れたままのカバンに手を伸ばしてフタを開けて財布を取り出せば、何十人もの人にわざわざ財布のありかを教えてしまうことになります。

取り出しやすいもの、わかりやすいところにあるものは盗まれることを考えると、これは避けた方がいいですよね。

 

カバンの口を開けっ放しにしない

カバンの口を開けたままにしておくのも厳禁です。中の貴重品が見えていれば、ちょっとの隙に出来心で盗まれてしまってもおかしくありません。

きっちりフタを閉めておけば、物理的にも開けるのに時間がかかるようになりますし心理的にもハードルが上がります。

 

寝る時は手や足にバッグの持ち手を巻きつけておく

先ほどカバンは座席の下に収納することをおすすめしましたが、更に寝る時は自分の足にカバンの持ち手を巻きつけておくのがおすすめです。

トイレなどで立ち上がる時は転ばないようにほどくのを忘れないようにしなければなりませんが、閉じたカバンの持ち手を更に足に絡めておけば、それを開けて中身を盗もうとしてもあなたを起こさずに盗むことは難しくなるので難易度は格段に上がります。

また、ここでも持ち手を巻きつけておくことで犯人に対して盗難に関する意識が高いことや警戒していることを明示的に伝えることができるので、出来心で盗んでしまう無計画な窃盗を抑止することもできます。

 

最悪盗まれたらどうする?

それでも盗まれてしまった場合はどうすればいいのでしょうか?

対策の一つとしては、盗難保険が付帯したクレジットカードです。旅行に強いクレジットカードには盗難の被害に遭った時数十万円までの保険金が下りるものがあるので、入っておくといいでしょう。

また、もし盗まれたことが確実な場合すぐにフライトアテンダントに伝えてください。航空会社は預けた荷物の責任は取ってくれても機内で紛失した荷物に関しては責任を取ってくれませんが、それでも内容によってはきちんと対応してくれることもあります。

例えば、盗難の事実が航空会社側に伝わることで、運が良ければスタッフが行き先の空港に連絡を取って警察を待機させてくれることもあるそうです。

犯人はどう頑張っても機内から逃げられないので、到着した空港で荷物検査が入れば必ず御用になりますね。

日本は安全なので海外でもつい気が緩みがちですが、そういった気の緩さが出来心の犯罪を招いてしまうこともあります。少しの注意でも盗難の確率はぐっと下がるので、しっかり気を引き締めて自分の荷物は自分で守りましょう。

 

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