すでに知っている陸(おか)マイラーの皆さんには今更かもしれませんが、ポイントサイトとはマイルを貯めるのには絶対に欠かせない重要なサイトです。
今回は改めてポイントサイトの使い方とマイルを手に入れるまでの流れを詳しく解説しますので、これから陸マイラーを始める方は必ずご一読ください。
ポイントサイトがどういう仕組みなのか、マイルは一体どこから来るのかお分かりいただけるのではないかと思います。
ポイントサイトとは?
ポイントサイトとは、ものすごく簡単に言うと飛行機に乗らなくてもマイルが貯まりまくる広告サイトのことです。
陸マイラーとは飛行機で空を飛ばずに陸でマイルを貯める人のことですが、彼らはマイルの原資の多くを「ポイントサイト」で入手しています。ポイントサイトでは、広告を使って広告主のサービスを利用することでポイントが付与され、これをマイルに交換するのです。
マイルを効率的に貯められるポイントサイトとして有名なものにはハピタスとポイントタウンがあります。陸マイラーになるにはポイントサイトの登録がないと始まりませんが、どんなものなのか分からないものに登録したくないという人のため、仕組みや使い方を詳しく説明します。
ポイントサイトの仕組み
ポイントサイトには、企業が費用を出して出稿した広告が掲載されています。ユーザーがこのサイトにアクセスし、広告をクリックしてショッピングやオンラインサービスの会員登録、資料請求などを行うと、企業が出した広告費用の一部がポイントとして還元されるという仕組みになっています。いわばポイントの形をとったインセンティブということですね。
ポイントサイトの仕組みを図にすると下の画像のような感じになります。
企業がお金を出して出稿した広告をユーザーが使うことで、企業は顧客を獲得できるということですね。
ポイントサイトに掲載されている広告の種類と使い方
ポイントサイトには本当にたくさんの広告があります。上記はそのほんの一部で、ハピタスの資料請求案件の中の更に一部です。
広告の種類はサイトにもよりますが、代表的なものには以下のような種類があります。
- 資料請求(不動産、FXなど)
- 有料会員登録(動画、マッチングなど)
- 無料会員登録(通販サイトなど)
- ショッピング
- 旅行
- ゲーム
企業は通常自分たちの利益をあげるために広告を出しているので、有料への転換(コンバージョン)が望めないポイント目当てのユーザーはふるい落とされることもありますが、資料請求や会員登録はうまく使えばマイルをかなりたくさん貯めることができるのです。
ポイントサイトは、サイト上の広告をクリックすることで使います。
例えば楽天のような有名なショッピングサイトもポイントに対応していて、買い物する時に直接楽天のサイトにアクセスするのではなく、ポイントサイトで楽天の広告を検索してそこから「ポイントを貯める」ボタンを押すと楽天のサイトに飛びます。
これはハピタスの楽天の広告の例です。
この時、楽天のサイトを読み込むのと同時に裏で通信が走り、あなたがいつ楽天の広告をクリックしたという情報がポイントサイトに記録されます。あなたが広告をクリックした後きちんと買い物をすると、この記録から買い物の金額に応じてポイントが付与されるという仕組みになっているのです。
楽天の場合1%が還元されるので、10,000円買い物するとハピタスのポイントが100ポイントもらえるということになります。
ポイントはすぐに付与されるのではなく審査を経てしばらく時間が経ってから付与されるため、場合によって却下されることもあるので注意しましょう。
例えば、広告をクリックして購入しても、後でキャンセルするとちゃんと記録に残るのでポイントが却下されてしまいます。もちろん購入しない場合もポイントは付与されません。ズルすることはできないので悪いことは考えないでくださいね。
ポイントサイトのポイントがマイルになるまで
ポイントサイトで手に入れたポイントは、サイトによっては直接ANAのマイルに交換することもできますが、それだと交換レートが50%前後になってしまい損なので「ソラチカルート」と呼ばれる黄金のルートを使って交換するのが一般的です。貯めたポイントを他の複数のポイントサイトのポイントに交換し、最終的にANAマイルになるという方法です(ソラチカルートについて詳細はこちらの記事参照)。
ソラチカルートであれば、81%という一番いいレートでポイントをマイルに交換できるのです(2018年4月以降)。
陸マイラーが一番よく使うハピタスだと2018年4月以降はルートもレートも代わり、ハピタス→PeX→三井住友VISAカードワールドプレゼント→Gポイント→LINE→メトロポイントを経由して最終的にANAのマイルになります(2018年3月までは90%で交換できたのですが改悪されてしまいました)。
何種類ものサイトを挟むので、全ての交換が終わってANAマイルになるまで約2〜3ヶ月と時間はかかりますが、レートが最高であることから陸マイラーはみんなこのルートを使っています。もちろん私も使っています。
なお、貯めたポイントはマイルにすることだけが目的ではなく、現金に換えることもできるので、もし現金がほしい場合は現金にすることもできます。ポイントを稼ぐことを副業にもできるということですね。
高倍率でマイルに交換できるのはポイントサイトだけ
普段の買い物でマイルを貯めるのはほぼ無理。そこでポイントサイトが登場
楽天ポイントやTポイントを直接ANAのマイルに交換できることをご存知な人も多いと思いますが、普段の買い物だけで東京〜沖縄間の往復航空券分のマイルを貯めようと思ったら360万円という法外なお金を使わなければならないことになります。そんなお金があったら普通に航空券を買いますよね。
そんな時の強い味方がポイントサイトとソラチカルートの合わせ技なのです。
楽天もTポイントもマイルへの交換レートは50%ですが、上述の通り各種ポイントサイトで交換できるマイルの最大レートは81%!!
これができるのはポイントサイトを使ってソラチカルートからANAマイルに交換する場合だけです。もちろん私もポイントサイトのヘビーユーザーですし、世の中の陸マイラーでポイントサイトを使っていない人はいないと思います。
実際私がポイントサイトをガンガン使って半年で沖縄往復航空券分のマイルを貯めた時の詳細を全ての明細付きで記事にしているので、これから陸マイラー活動を始める方は是非参考にどうぞ。
ポイントサイトならポイント二重取り!!
普段の買い物だけでマイルを貯めることはもちろん難しいのですが、それでもネットで買い物をする時、楽天などのサイトのポイントとポイントサイトのポイントを両方もらえるとしたらどうでしょうか?
ショッピングやお店での食事の時、ポイントサイトを経由してサービスを利用すると、ショッピングなどでもらえるポイントに加えてさらにポイントサイトの固有ポイントがもらえるのです。
わかりやすく図にするとこんな感じです。
例えば楽天で10,000円分の買い物をする場合、どこも経由せず普通に楽天で買い物をして、そこで貯まった100ポイントを直接ANAマイルに交換しようとするとたった50マイルにしかなりません。
しかし、ハピタスにある楽天のリンクを一度クリックしてから楽天に飛び、そこからいつも通り楽天で買い物すると、楽天の100ポイントに加えてハピタスの100ポイントまでもらえてしまうのです!!
そして、楽天のポイントは通常通りANAマイルに直接交換して50マイルを獲得し、ハピタスで貯めた100ポイントはそれとは別にソラチカルートで複数のサイトを経由してANAマイルに交換すれば81マイルになります。これにより、どこも経由せず直接交換する場合50マイルにしかならない楽天ポイントが、131マイルに増えるのですね。
マイルの交換までちょっと時間がかかるのは否めませんが、二重にポイントがもらえるのはすごくないですか?
大げさではなく、ポイントサイトに登録していなかった頃は人生損していたとすら感じますし、今は買い物でポイントサイトを経由し忘れてしまった時は打ちひしがれて悶絶します・・・。
あなたが普段使っているショップがポイント対象かどうかは、登録すればすぐに見ることができます。ハピタスは下のリンクから登録すれば約324マイル相当の400ポイントがもらえるのでここから登録しましょう!
※ハピタスのポイントをもらうには、登録後7日以内にハピタス経由で楽天などのサービスを使って最低1回はポイントを貯める必要があります。400ポイントは、その時の利用履歴が通帳に記載されてから5日以内に付与されます。
ポイントサイトでポイントを貯める方法。お金は必要ない!!!
先ほど、ポイントサイトでポイントを貯めるには普段の買い物以外にも資料請求などの方法があるとお話ししました。
資料請求や会員登録によるポイントは、基本的に後々お金を払ってくれるユーザーに転換してくれることを前提として付与されているものなので、審査の基準は厳しいことが多いです。
でも、上手に使えば難しいことではないんですよ。
例えばマンション購入、通信教育、起業などについての資料請求をしてポイントをもらう場合、ポイント付与の条件として電話による本人確認が必要になる場合があります。
こういう案件に申し込むと実際電話が来るのですが(電話番号を正しく書かず連絡が取れなかった場合当然ポイントも却下になります)、電話ではほぼ必ず説明会に来ることやすぐに商品を買うことを勧められます。そして、そこで購入の意思がないと伝えてしまうとポイントまで却下になってしまうのです。
でも、本当に一切興味がないのに応募したんでしょうか?今すぐ購入は無理だけど将来的な意味で興味があるから資料をもらったのではないでしょうか?
私の場合はそうです。資料請求は、別にすぐに商品を買うことを企業に確約するものではありません。
実際私は不動産の購入や経営にも興味がありますし、起業もしてみたいと思っています。でも今すぐには実際サービスを使うことに踏み切れないので、まずは資料をもらってどんなサービスなのか吟味したいと思って資料請求をしました。
そうです。それこそが資料請求の目的なのです。これでポイントまで却下されたら詐欺になってしまいます。
このため、資料請求をする場合は興味がある案件にのみ応募し、電話では興味はあるが資料を見てから決めたいことを真摯に伝えましょう。
こうすれば、資料もポイントも手に入るのです。実際私はこれまでにもらった数々の資料は将来実際使う時のために保存していますし、ポイントももらいました。
どうでしょう?お金を使わずにポイントを貯めることはそんなに大変ではないのではないでしょうか?
資料請求案件で言えば、ハピタスなら例えば以下のようなものがあります。
最大で何と11,000ポイントももらえる案件がありますね。
ハピタスのポイントは81%でマイルに交換できるので、これだと一回資料請求するだけで8,910マイルももらえることになります。大阪〜沖縄なら往復15000マイルなので、大阪の人は資料を2回請求するだけで1円も使わず沖縄往復できるマイルが貯まってしまうわけですね。
他にも、少しお金は使いますが一番効率のいいものとして外食モニター(店舗モニター)というものもあります。
これは、ミステリーショッパー(覆面調査員)として飲食店などで普通の客のように飲食し、後でそのお店のサービスの品質を評価して経営者に報告するとその対価としてポイントをもらえるというものです。
条件や使用金額にもよりますが、私はいつもこれで1回につき3000〜6000マイルほど貯めているので、定期的に飲みに行く社会人ならこの方法が一番おすすめです。
詳細はこちらの記事で書いているのでご覧ください。
店舗モニターでマイルを貯める方法。特典航空券はこれだけで十分!
以前は店舗モニターができるポイントサイトといえばもっぱらポイントタウンで他にはあまりなかったのですが、2018年後半からはハピタスにも対応しました!
頻繁に飲みに行く人は、これで数回飲みに行くだけで沖縄往復航空券がもらえることになります。私ももらっています。
このように、陸マイラーならばまずはハピタスとポイントタウンに登録すれば間違いはありません。また、Gポイントもソラチカルートを使うには必須のサイトです。
お金を使わなくても毎年マイルで家族をハワイ旅行に連れて行っている人もいますし、私もマイルで毎年3回沖縄に行っています。ポイントサイトがあれば初心者でもそんなに難しいことではなので、1マイルも取りっぱぐれないためにも今すぐ一緒に陸マイラー活動を開始しませんか?本当にこれは大事なことです。
私もポイントサイトに登録してみて、これまで取りっぱぐれていたことをどれだけ後悔したことか・・・。
ハピタスの場合、下のリンクから登録すれば324マイルの価値がある400ポイントが、Gポイントの場合は40マイルに相当する50ポイントをもらえますし、ポイントタウンもANAマイルを交換するまでの経由サイトが少ないのでものすごくおすすめです。登録はすぐなので、ぜひ陸マイラー生活を始めましょう!!
※ハピタスのポイントをもらうには、登録後7日以内にハピタス経由で楽天などのサービスを使って最低1回はポイントを貯める必要があります。400ポイントは、その時の利用履歴が通帳に記載されてから5日以内に付与されます。
※Gポイントの50Gがもらえるのは登録完了から2〜3日後です。
ソラチカルートを使うには他にも必要なものがあるので、こちらの記事でまとめています。
【2019年版】ANAマイルを貯めるために必要なもの
ポイントサイトQ&A
最後に、ポイントサイトに関して皆さんがよく気にする点をQ&A形式でまとめてみました。これまでにも書いたことですが、改めてよくある質問をコンパクトに書いています。
なんでポイントが貯まるの?
ポイントは、何もないところから勝手に湧いてくるわけではありません。
自分のサービスの知名度を上げたり顧客を増やしたい企業がポイントサイトに対してお金を払って出稿した広告がポイントサイトに載っている広告であり、皆さんがそれをクリックしてサービスを利用することで、企業が出した広告費用の一部がポイントとして還元されるという仕組みです。
このため、ポイントサイトを怪しむ人もいますが、単純に広告費用だと考えれば何も怪しいものではありません。街で買い物をした人におまけの景品がもらえるのと同じです。景品も、あなたが買った商品を作った企業がプロモーション費用で用意したものですよね。
少しマーケティング用語も交えて言うと、広告費用(顧客獲得費用)がポイントというインセンティブに姿を変えただけの話です。
なんで複数のポイントサイトを経由するの?
ポイントサイトにはそれぞれ提携先(提携会社)があります。そして、どの提携先に対してポイントを何%のレートで交換できるかは交換元と交換先の組み合わせによって変わります。
一番高い倍率を保って交換できるルートがどこなのかを考えた時、複数のポイントサイトを経由するソラチカルートが導き出されるというわけです。
もちろん交換倍率を下げればそんなにいくつもサイトを経由しなくても交換できすが、それだと本来よりも少ないマイルにしかならないのであまりおすすめはできません。
貯めたポイントは直接マイルに交換しちゃダメなの?
ソラチカルートは時間もかかるしクレジットカードを用意しなくてはいけないので面倒、しかもポイントサイトから直接ANAやJALのマイルに交換できる場合もあるんだから、直接じゃあダメなの?という質問もよく聞きます。
もちろんダメではありません。
これも上の質問と関わりますが、直接交換だとレートは50%や20%に下がってしまうのに対して、ソラチカルートだと81%の高倍率で交換できるのです。
もちろん時間がない場合などに直接交換するのは自由ですが、ソラチカルートじゃないと満額もらえませんよ、という話です。
普段の買い物にも陸マイラー活動にもポイントサイトは必須です。すぐにポイントをもらえるサイトもあるので、登録してみてください。
※ハピタスのポイントをもらうには、登録後7日以内にハピタス経由で楽天などのサービスを使って最低1回はポイントを貯める必要があります。
※Gポイントの50Gがもらえるのは登録完了から2〜3日後です。
重要なお知らせ
2019年12月27日15:00をもって、当記事でご紹介しているソラチカルートの最重要部分であるLINEポイントからメトロポイントへの交換サービスが終了することになり、事実上ソラチカルートが閉鎖されることが発表されました。
これにより、各ポイントサイト→LINE→メトロポイント→ANAマイルという交換ルートが使えなくなり、ソラチカカードはポイントサイトのポイントをANAマイルに交換する手段としては使えなくなります。
ただし、レートは81%から75%に下がりますが、ソラチカカードに変わる代替手段はありますので、ご安心ください!こちらについては近日まとめる予定です。現時点では当記事もソラチカルート閉鎖前のものですが、こちらも近日更新予定ですので少々お待ちくださいませ。
なお、ハピタスやGポイントなどのポイントサイトは代替手段でもそのまま使うことができますが、ソラチカカードについてはマイルの交換には使えなくなるため、これから新しく作成をご検討中の方はご注意ください。
■ANAマイルを貯める方法