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旅行写真術

シャッターストックを始めて3ヶ月間の売り上げと売れる写真考察

投稿日:2019年5月20日 更新日:

私は旅行が好きなので、旅先で撮影した大量の写真をストックフォトで売っています。

現在Shutterstock(シャッターストック)とPIXTA(ピクスタ)という2つのプラットフォームで売っていますが、主な売上は使い勝手のいいシャッターストックで上げています。今月、シャッターストックを始めて3ヶ月が経過したので、売り上げを公開するとともに売れる写真・売れない写真を分析してみました。

 

ジャンルは主に南国の風景

まず、私が出している写真のジャンルですが、私は南国に旅行することが多いので、旅行中に撮影した国内外の南国リゾートの陸上の写真(一眼レフ)、ダイビングでの水中写真、ドローンでの空撮が主な素材となっています。主に写真を販売していますが、ドローンについては空撮動画も販売しています。

撮影地は日本の場合沖縄中心、海外の場合は有名なリゾートからマイナーなリゾートまで様々です。これは世界中を旅行しているからこそできることだと思います。

出張で海外に行った時の写真も一部販売しています。観光の時間がないのでこちらはほとんどないですが。

また、季節の花や日本の他の観光地の写真も出展しています。花は桜、ツツジ、アジサイなどで、観光地は紅葉の山や温泉地など様々です。

ちなみに、私は何年も前から一眼レフのカメラを使っていて写真が好きではありますが、決してプロのように上手いということはありません。カメラがいいから何となく素人目には上手っぽい写真が撮れるだけでセンスは全くありません。

 

Shutterstockの3ヶ月の合計ダウンロード数は79件、売上$24.88、写真登録数230枚

私がシャッターストックを始めてちょうど3ヶ月になりますが、これまでの販売総数は79枚、売り上げにすると$24.88(約2736円)です。

一ヶ月で何万円も売り上げている人もいるので3ヶ月で3000円にもならないのは非常に少ないように思えますが、まだ初心者であることと自分が登録している写真の枚数(230枚)を考えると悪くない数字だと思っています。

写真は毎月かなりのスピードでアップロードしているので、今後も今のペースで増やしていけばもっと売れるようになることを予想しています。ストックフォトは枚数が勝負だと言われているので、初動でこれならいいのではないでしょうか。

ちなみに、この後書きますが最初の1ヶ月のダウンロード数は1枚なので、実質この売り上げは2ヶ月分です。

 

日本、台湾などのアジアを中心に世界中からダウンロード

ダウンロードされる国は様々ですが、私の場合撮影地が日本やその他アジア在住の人にとってアクセスしやすい場所が多いことからその地域の人にダウンロードされやすいです。

これは、ダウンロードする人は主に観光業界の人で、素材の用途が旅行のパンフレットや広告への掲載であるためではないかと思います。例えば、グアムは日本などのアジア圏の人には人気なのでアジアからはよくダウンロードされますが、アメリカ本土にはグアムを知らない人すら多いので、グアムの写真がアメリカ人向けの旅行のポスターに使うことはほとんどありません(つまり、アメリカ本土からはあまりダウンロードされません)。

逆に、日本人があまり行かない場所の写真や地域性の関係ない魚の写真は世界中からダウンロードされることが多くなっています。

これまでダウンロードされたのは、ポーランド、アメリカ、ドイツ、ロシア、ルーマニア、台湾、韓国などです。他にも中東や東南アジア、南米などからダウンロードされましたが、国の実績はしばらくすると消えてしまうので忘れてしまいました。残ると楽しいんですけどね。

 

最初の一ヶ月はほぼ売れず

シャッターストックは初めてしばらくは写真の枚数が少なかったので、最初の1ヶ月は何と1回しかダウンロードされませんでした。

まあ、この時は写真の数も15枚しかなく、そのうち半分は紅葉の写真だったので当然ですね。枚数が少なければ検索結果の露出は少ないですし、冬なのに紅葉の写真なんて売れるわけがありません(2019年5月現在から見て3ヶ月前は2月なので冬です)。

 

ゴールデンウィーク中は一枚も売れず

2019年のゴールデンウイークはカレンダー通り休んでも10連休だった影響か、その間仕事をする広告や旅行業界の人も少なかったようで、ダウンロード数は10日間連続で何とゼロでした。

ゴールデンウイークは実は日本だけでなく韓国にもあるのは知っていましたが、シャッターストックは世界中からダウンロードされるサイトなのにまさかゼロというのはさすがに驚きました。

逆に言うと、私の素材の場合やはり日本周辺のアジアが主要ターゲットなんだということを痛感しました。

 

動画はまだ数が少なく売上ゼロ

本記事執筆時点で動画は13点しか出しておらず、質も微妙なのでまだ動画の売上はありません。ドローンの動画を出しているのですが、最初の頃はカメラワークが悪くあまり売りに出せる品質の素材が撮影できなかったので、その中からなけなしのものを出品した結果何となく全体のクオリティも低いんです。数が増えてきたら質が悪いものは取り下げるかもしれません。

ストックフォト(ビデオ)を始めてからは売れる素材を撮影することを強く意識するようになり撮影技術も大幅に向上したので、今後に期待です。

 

売れている写真

写真を一部切り抜いたものです。

売れているジャンルで言えば、南国を題材にしているものはよく売れます。きれいな海の風景、水中の風景、空から撮影した風景など、いずれもよく売れています。意外にも、競合が多そうな有名観光地の写真もちゃんと売れます。

上の写真はとある南国の海をセスナから撮った写真(を一部切り抜いたもの)ですが、これはとてもよく売れています。

水中で撮った写真はマクロよりもワイドの方が売れていて、頑張って魚に寄ってせっかくきれいに撮れた写真よりも、ダイバーが壮大な珊瑚礁の中で泳いでいるような、撮影者からすると簡単でおもしろくない写真の方がよく売れる印象です。もちろん、魚の写真の方が枚数は多いので販売の絶対数は多いですが。

被写体が大きく映っているものよりも、ダイナミックな風景の方がドラマ性があって広告やポスターに使いやすいということでしょうか。まあ、私はマクロレンズはほとんど使っておらず、思い切りクローズアップはできていないから売れないだけかもしれません。

もう一つの特徴として、陸上で一眼で撮った写真よりも水中やドローンで撮った写真の方がダントツに売れています。やはり、他の人が撮影しづらいいシチュエーションのため、登録されている写真の数が陸上の写真と比べて少ないからではないかと思います。

もちろん水中写真家はたくさんいますしドローンを持っている人も多いですが、クリエイター全体の数からすると恐らくまだまだ一部ですよね。陸上の写真なら今スマホで撮った写真でもすぐにアップロードできるので大量の写真が登録されていますが、水中写真や空撮写真はそうではないので枚数(需要)が少ない分売れやすいのだと思います。

それと合わせて撮影地がレアならなおさらですよね。

私の場合、それでもまだ月に数十枚しかダウンロードされていないので精進します(笑)

 

売れていない写真

写真を一部切り抜いたものです。

これは完全にアップロードした時期が悪いのだと思いますが、ツツジや桜の写真はまだ一枚も売れていません。

まあ、桜は3月、ツツジは4月上旬に出したので、当然ですが遅すぎたんだと思います。実際、同じ時期にアップロードしたアジサイは少し先の6月がシーズンなのでちゃんと売れています(広告やポスターは数ヶ月前から準備されるため)。桜とツツジは来年に期待ですね。ただ、桜は他のクリエイターも大量に出していますし、ツツジはややマイナーなので本当に売れるのかやや疑問ではありますが。

他に、全体的に数が多い南国の写真とは全く方向性の違う写真を少し出しただけの場合も売れにくい印象があります。

例えば、東京の川の写真や街中の写真も何枚か出していますが、こちらはまだ1枚も売れていません。いずれも有名な観光地というわけでもなく、「魚の写真」、「海の写真」などテーマもはっきりしていないからかもしれません。東京の川のような写真は枚数も少ないのでまだ何とも言えませんが、「南国写真中心のクリエイター」である私のコレクションの中にたまに全く違うものが混じっていると買い手も混乱するのかもしれません。実際、同じテーマの写真(南国の海をドローンで撮った写真や魚の写真)は複数枚まとめて売れることが多いです。

 

一方同時期に始めたPIXTAの実績は…

私はピクスタにも出しているのですが、何と全期間の総売り上げはまだ3枚です。泣けるくらい少ないですね。こちらは原因が分かっていて、無理して季節に合わせようとして花(桜やアジサイなど)の写真ばかりアップロードしていて肝心な世界のビーチリゾートの写真が少ないこと、登録している枚数が極端に少ないことが原因だと思います。

ピクスタは写真のアップロード制限が厳しいのでまだ100枚も登録しておらず、そのうちの大半が季節に合っていない花の写真なので、そりゃ売れませんよねという話です。現在ビーチリゾートの写真を鋭意アップロード中ですが、8営業日以上経過するのにまだ審査中です(ピクスタは通常7営業日以内に審査が完了します)。ピクスタはまあシャッターストックでコツをつかんでからボチボチアップロードするという感じですね。

主なターゲットが日本人ですしタグも日本語で登録できる(シャッターストックは英語のみ)ので有利な気はするのですが、いかんせん枚数制限と審査にかかる時間がネックになります。

 

まとめ:今後の経過を要観察。ただ、売れるのも売れないのも理由がある

以上がストックフォトを始めて3ヶ月の実績ですが、まだきちんとした数値が取れるほどの実績はないのであくまで参考値としていただければと思います。今後、枚数も売り上げも増えたらまたどこかのタイミングで記事にしたいと思います。

ただ、ストックフォトを3ヶ月やってみて分かったことは、売れるのも売れないのもきちんと理由があるということです。もちろんこれもまだ模索中ではありますが、現在私が考えているそれぞれの理由を改めてまとめると以下のようになります。

 

特定の写真が売れる理由

  • 水中や空中など他の人が撮れない写真である(競合が少ない)
  • 世界中のリゾートや観光地など撮影地のバリエーションが多く、レアである(競合が少ない)
  • 有名な観光地の写真(質がいい、需要がある)

 

特定の写真が売れない理由

  • 季節の花を季節外れに出展している(時期を逃している)
  • ただの風景などテーマがはっきりしない(需要がない)
  • 特定のジャンルの写真の数が少ない(検索にヒットしない)

 

写真の腕はもちろんですが、ストックフォトは芸術性よりもいかに商用で使えるかが鍵になっているので、需要、ターゲット、時期、タグなどをしっかり考えてアップロードすればある程度の売り上げは出せるのではないかと思います。

スマホで撮った写真でも十分売ることができるので、スマホの中で眠っている旅行写真を売ってみませんか?シャッターストックなら写真の審査もさほど厳しくないですし(と私は思います)、アップロード枚数制限もなくてすぐに始められるので是非試してみてください。

最初のうちは売り上げが少なくても、楽しい旅行で撮った写真が売れれば嬉しさも倍増ですよ!

旅先で撮った写真を売る方法についてはこちらで記事にしています。

スマホOK!旅行で撮った写真をストックフォトで売ってみよう

 

 

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運営者:エンドゥー左紗
サラリーマン陸マイラー。会社員として海外出張で世界を飛び回る傍、陸マイラーとして貯めたマイルで年に2回沖縄に行くなど合計で年に5回ビーチリゾートを旅行しています。英語力を強みとしていて、当サイトでは日本で知られていないマイル情報やお得旅行情報を発信しています。詳しくは詳細プロフィールをご覧ください。