ニュージーランド政府は、2019年10月1日以降にニュージーランドに入国する外国人旅行者(日本など60日間ビザ不要な国の国籍保持者のみ)に対してETA(電子渡航認証)を義務付けることを発表しました。
これはアメリカのESTAやカナダのeTAに似たもので、事前にアプリやウェブで申請することでニュージーランドへの入国が可能になるものです。
日本国籍保持者の場合、アプリまたはウェブで以下の金額で申請することができ、申請すると2〜3日以内に承認されてニュージーランドに入国することができるようになります。
- アプリからの申請:9NZD(約681円)
- ウェブからの申請:12NZD(約908円)
※アプリとウェブで金額が違うので要注意
今回のETA導入はセキュリティ強化のためで、ニュージーランドに入国する外国人は乗り継ぎのみでもETAが必要になるので注意が必要です。
アメリカでも乗り継ぎで入国する場合はESTAの取得が義務付けられているので、それと同じですね。なお、乗り継ぎの場合経由地で入国しなくてもいい(空港のセキュリティエリアから出ずに過ごすことができる)国もありますが、ニュージーランドでそれが可能なのかどうかはわかっていません。
2019年10月以降にニュージーランドに行く予定のある人は余裕をもって旅行代理店などに確認しましょう。なお、入国の方法は飛行機だけでなく船による入国者も対象となります。
ETAの申請は2019年7月1日から可能で、アメリカのESTAやカナダのeTAと同様一度取得すると2年間有効です。
オーストラリラ市民権保持者など一部免除になる渡航者もいますが、オーストラリア永住権保持者はETAが必要だとのことです。
また、ETA義務化に合わせて、ニュージーランドでは新たに「国際渡航者観光保全税」(International Visitor Conservation and Tourism Levy)が導入され、35NZD(約2648円)の支払いが必要になります。
国際渡航者観光保全税はETAと同様2019年7月から申請が可能で、一度支払うとETAの有効期間中は有効だとのことです。入国のたびに税金を支払う必要がある国もありますが、ニュージーランドの場合は1度だけなので覚えておきましょう。
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