2019年5月上旬、ちょうどゴールデンウィークの後半からゴールデンウィーク明けにかけて、フランスでパイロットがストライキを起こす動きがあるという情報が入りました。
この時期にフランスの航空会社を使う予定のある人は旅程が変更になる可能性があるため注意が必要です。
フランスの最大のパイロット連合SNPL(Syndicat national des pilotes de ligne)は、先週政府に対して5/6(月)〜5/11(土)にストライキをすることを警告しました。現在、複数のパイロット連合を他の主要貿易連合に統一させる新しい輸送法法案が出ていますが、SNPLはこれにより自身の発言力が弱まることを懸念しており、反発するための手段としてストライキを計画しているとのことです。
メディアによると、SNPLは交通省や労働省などすでに国中にストライキの通知を送付済みで、ストライキが実施されれば以下の航空会社が影響を受けることになります。
- エールフランス(Air France)
- エーグル・アズール(Aigle Azur)
- コルセール(Corsair)
- XL航空(XL Airways)
- イージージェット(Easy Jet)
- ブエリング航空(Vueling)
フランスの航空会社であっても、フランス領ポリネシア(タヒチ)のフラグシップ航空会社であるエアタヒチヌイなど、本国以外にある飛地の航空会社は対象外のようです。
いずれにせよ、日本のGWの最終日がちょうどストライキの開始日になるので、5/6(月)に帰国を予定している人やストライキの期間中に上記の航空会社の利用を予定している人は、早いうちに旅程に変更がないか旅行会社や航空会社に確認することをおすすめします。
輸送法により航空会社は旅客を目的地に輸送することは義務のため、たとえ旅程に変更があっても最終的には必ず目的地に行くことはできるはずですが、問題は到着が遅れる場合やそれによって生じるホテルやアクティビティのキャンセル費用です。
以前私も似た状況でタヒチ入りが1日遅れたことがありますが、その時は初日のホテル代10万円を丸々取られたという経験があります。こうならないよう、今のうちにキャンセル保険の加入や予約の変更をしておくといいでしょう。
とにかく、海外の航空会社は目的地に到着できること以外は本当に何の保証もないことが多いので注意が必要です。早め早めに行動していただければと思います。
ストライキで私が乗る予定だった飛行機が1日遅れた時について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
■海外ニュース記事(英語)